コンサルの道

コンサルティングには様々な種類がありますが、基本的には解決策という処方箋を提供するお医者さんのようなものです。

 

法人向けのコンサルでしたら、集客の最大化、経営の売上を上げる、ホームページを作成するなどです。

個人向けのコンサルは、法人向けのコンサルをより個人レベルにまで落としたもので、

カウンセリング、自己分析、起業相談、収入の増やし方などにあたり、個人的には

占いも個人向けのコンサルにあたると感じています。

 

コンサルにおいては、自身の過去の経験や体験を教えていくというもので、教育ビジネスという定義もあります。

 

法人のコンサルならば、船井総研などのコンサルティングファーム(企業の経営方針などのコンサルを行う会社)での現役を経験した後に、経営コンサル会社を立ち上げ、会社法人の経営戦略のアドバイスに行うのも一つですし、また、銀行から資金を引っ張ってくる資産調達も法人向けのコンサルになります。

 

また、個人レベルでもWEBのマーケティングで売上を上げてから、店舗や会社に対し、WEBのマーケティングを教えるのも法人向けのコンサルになります。

 

一方、個人向けのコンサルならば、自分が収入を得ることが出来たメソッドや方法論をまとめて、他に収入を得たい人にそれを教えていくというのもコンサルになります。

また、売り上げではなく、お悩み相談であれば、カウンセリングや、占いになりますし、

言語の話し方を教えていく(英語教室、手話教室など)のも個人向けになります。

 

法人、個人の両方の分野に派生していくこともできるのが、このコンサルの道となります。

 

報酬や価格設定は自身で行う自営業ですが、法人向けでコンサルされている人は1年数百万などで、個人向けならば1年数十万ほどの人が多いかなという所感です。

 

もちろん、コンサルという業界は本人の影響力や実績があればあるだけ高単価になっていくものですし、そのコンサルの中身なども加味すると価格競争が見えにくい分野でもあります。

 

ホリエモンの無期限経営対面コンサルティングなどでしたら、1000万以上する可能性もあるでしょう。

 

コンサルの道を進まれるのならば、法人、個人向けも同じように自分の実績や認知度、ブランド価値の向上などに力を割く必要があります。

 

なので、本を出版したり、団体を作ったりして、影響力を上げていくのが重要です。

 

もちろん、教える内容がずば抜けて優れていればそれだけでも販売することは可能ですが、

自分のブランド価値を上げておいた方が、より苦労なく販売できます。

 

この業界のトップの人は、一回のセミナーで利益ベース5000万や1億をたたき出す人もいます。

コンサルなどの、教育ビジネスは、在庫がなく、コストも安めに抑えることが出来るモデルです(会場代、食事代、移動費ぐらい)から、高単価高収益のビジネスになっています。

 

有名大学教授の年収がなぜあれだけ高いのかを考えるとお分かりになりかもしれませんが、

この社会において基本、先生や教える人、といわれる人は平均より高い報酬が得られるものになっています。

 

ただし、コンサルの道を志すのならば、人にものを教える者として、常に知識を吸収し、

自ら進んで経験していく意識が必要になります。

 

そうでなければ、短期的にはある程度収入が得られても、

知識や経験値の不足から、長期的にコンサルをしていくというのは難しくなります。

 

コンサルを始める際には、自分の中にある情報の中で、その情報が社会の人々にとって

どれだけ価値を与えられ、求められているかを前提に見出していくことが初めに必要です。

 

そして、ある程度の価格設定を行い、販売をしていくという流れになります。

 

販売方法は、対面や、セミナー(講演会)などになります。

ただ、コンサル販売において、飛込営業はかなり厳しいです。飛込をしてくる人に教えを受けたい人は少ないからです。

 

コンサルの実際の例としては、経営コンサル、集客コンサル、収入コンサル、お悩みコンサルなどがあります。

 

経営コンサルはイメージしやすいですが、経営戦略の指針や方向性を示すもので、当然レベルも高いです。「御社をつぶしたのは私です」という事態に陥らないようにしないといけません。ですが、当然責任に見合い、報酬額は高く設定できます。この中に資金調達のコンサルをされている人がいるのですが、その人は銀行から調達できた資金の割合の%を決めて報酬としていました。銀行から融資5000万がおり、仮に成果報酬5%受け取りなら、それだけで250万の収入になるという形です。

 

集客コンサルは、その名の通り、集客に関してのコンサルを行います。ホームページの構成や広告の運用などのWEBからの集客、イベントの企画などのリアルでの集客方法を示し、それを実践するまでをサポートします。特に店舗向けで活動されている人も何名かおりまして、店舗の集客メソッドを体系化し、パッケージとして店舗経営をしている人に、セミナーや講演会などで提案していく形です。集客のコンサルパッケージ50万とすれば、講演会(セミナー)で6人契約となれば一回のセミナーで、純利益300万に近い収入が得られます。当然、責任を持って、仕事をする必要はあります。

 

収入コンサルは、あまり耳にしないかもしれませんが、収入を得る方法を教えていくというモデルです。法人向けならば、経営コンサルになりますが、個人向けならば、オーソドックスなのは物販、FX、株式投資、アフィリエイトなどがそれに該当します。

物販は安く仕入れて、高く売る方法を教える、FXは円やドルなどの為替益を得る方法を、

株式投資は投資益を、アフィリエイトはWEB上での広告収入を得る方法をコンサルしていくというものです。

個人向けのコンサルは多種多様なものがありますし、製品の性質上、お金を支払わないと内容が聞けないものですので、良質なコンテンツから詐欺やら使えないノウハウなどが混在しています。購入者側では販売者をよく見る視点や見識が必要になりますので、販売する側としたら、顧客の信頼をしっかりと得られるように活動するのが善でしょう。個人向け収入コンサルの価格は個人的には、30万~70万が多いかなと感じます。

 

お悩みコンサルは、個人向けが大半です。個人カウンセリングや、自己分析による自己適性の明確化、占いによる自身の状況把握と今後の進路確認などです。こちらも、分析ツールやタロット、パーソナルカラー診断、動物占いなどの媒体を使用したりと多種多様なカウンセリング形態が存在します。また、語学関係や、恋愛コンサルもこちらに該当します。知り合いの中には恋愛コンサルで独立し、恋愛パッケージを30万ほどで販売し、口コミのみで毎月10人以上の顧客を集客していた強者もいます。

 

このように、コンサルという道は人に何かを教えて収益化を行うビジネスで、

認知度の高い分野で言えば、学校や塾(学問を教える)などがあります。

 

非常にやりがいもあり、面白いビジネスであると思いますが、やるからにはクライアント(お客さん)を大切にする意識を持つことが、結果的には自分に返ってくると思います。

 

もし、自分の中にコンテンツや教える内容がないのでしたら、教えたい分野の本やコンテンツ、またコンサルを受けてみるというのも有効です。

 

『教壇に立つ者は、学び無くして、大成は無し』

 

インプット無くして、アウトプットはあり得ないので、インプットすることから始めると道が開かれると思います。

 

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