どうも。
小川です。
今日ちらっと見たホームページに
えびす屋
っていう京都嵐山を本店とする人力車屋さんの内容を見てたんですが、
これがいやはや面白いなと。
過去、東京の鎌倉で人力車の仕事をしている人と話したことがあったんですが、
人力車って、体力が求められるだけじゃなくて、人力車を担当する人=車夫のサービス力が問われる分野なんです。
各地の観光名所を話せることはもちろん、
お客さんに合わせたオーダーメイドな対応ってかなり求められるところで、
さらに、お客さんを自分の力で引かないといけないので、十分な体力も必要になります。
なので、サービス業のなかでは、
ベリーハードクラスに属するジョブ。
サービスや気遣いだけでなく、
そのキャラクター性でも魅せることができると、
また乗りたいと言ってもらえるでしょう。
人力車の日本での始まりは明治~大正。
車や交通機関の発達で、それ以降数は減るんですが、
人力の移動手段として、当時はめちゃめちゃ重宝されたそうです。
ちなみに、中国の三国志演義では、
三国志時代の名軍師諸葛亮が、
人力車にのってる姿が描かれてもいるんですが、
この人力車の開発の説はいろいろあり、
アメリカで開発されたんじゃないの?
っていう話が複数あるそう。
日本では明治期に広がって、
博多とかでは順番待ちになったり、
今の交通手段が出てくるまで、
その役割を人力車が担っていたんですね。
そこから、人力車は移動手段としてではなく、
観光用にその役割を変えるんですが、
いやはや、車夫の人はすごい。
炎天下のなかでも、手押しでガンガンいきますし、そのなかでお客さんを楽しませるトークも交えて、
人力車という空間における非日常感と、
旅の風情を楽しんでもらう必要がある。
過去、関西で何回か乗ったことがあるんですが、これがほんとに面白い。
そのときは、トークがめちゃめちゃうまい
渋めなおにいさん
に、押してもらったんですけど、
観光名所だけのトーク展開だけでなく、
お客さんとのコミュニケーションで、楽しませようとする
サービス精神にマッハで感動した覚えがあります。
人力車の集客は、タクシーみたいなものなんですが、
ホストやキャバクラのように指名制でやってもいいんじゃないか
と思いましたよね。
人力車はイケメンが多いってのが、面白いところで、
オヤジさんでもカラッとした江戸っ子気質な人が多そうです笑
ホストクラブやボーイズバーのような女性的なイケメン集団ではなく、
健康爽やか系イケメン人力車集団に特化して、
ビジネスの展開を考えてみると、少数精鋭とかでも戦えそう、と思ってしまったりしてます笑
どちらにせよ、
人力車という現代ではニッチなものでも、
本質的にはキャラクターの深みや奥行きと、広さによってファンになるか、ならないか
が、決まるんですよね。
このキャラクタービジネスの考えは、
あらゆるビジネスに応用できると思いますし、
個人クラスのスモールなビジネスクラスならば、なおさら活用できます。
スモール規模は、大手ほどお金を使えないので、
より
キャラクターに注目するのが、マーケティング上有効なポイント
になります。
人力車は、ゲリラ的に対面で対応できるのも強い。
もし興味があればチェックしてみてください笑
指名性の人がいないか探していたらいました。
浅草名物講談出張人力車、齢51歳の岡崎屋惣次郎さんという名物オヤジさん
これは、独自メディアを自分で持つことができるからこそできる芸当ですよね。
オヤジさん、ちゃっかりPPC広告も出してました笑
ということはしっかり収益化出来てる可能性の高いモデルってことです。
(人力車っていうキーワードフレーズはたしかに競合少なさそうと感じる笑)
それでは!
小川