トリックスター。
既存の秩序の破壊者であり、物語の創造者でもあり、愚者や賢者という意味さえもあります。
画像はタロットカードの『愚者』より。(ジョジョのイギーのスタンド”ザフール”の元ネタといえばわかる人いるかな笑)
トリックスターという言葉。聞いたことはあるだろうか??
トリックスターは物語上の存在役割なんですが、閉塞感のあるこの日本社会でこの性質を持つ人は、非常に強いファンを生み出すことが出来ます。
なぜなら、トリックスターという存在は、人を惹きつける魅力的なキャラクターとしての要素、ギャップを兼ね備えているからです。
トリックスターとは、神話や物語などの文化的な創作物において、
神や自然界の既存の秩序を破壊し、
物語を展開していく存在のことです。
基本的には、いたずらを好むものの、最終的には周りに良い影響を生み出す存在。
善と悪。
光と闇。
破壊と創造。
愚かな者であり、賢き者。
両者の二面性を持つ存在でありながら、周囲を巻き込み、垣根を越えて、物事を展開していくことが出来る力を持つ存在でもあります。
物語上有名なのは、
日本神話におけるスサノオ。
西遊記の孫悟空。
ギリシア神話におけるプロメテウスやヘルメス。
北欧神話のロキ。
いずれも、一癖も二癖もあるキャラクターとして描かれています。(ジョジョのイギーもまさしく、トリックスター)
しかし、それが非常に人間的で、身近に感じやすく味つけされています。
人を引っ張ることが出来る人や、ビジネスで結果を出す人間性をもつ人は、往々にして
この『トリックスター』的な性質を持っている人が多いと感じます。
矛盾した二面性を持ちながらも、自分の人生という物語を展開できる人は、まさしくその物語のトリックスターであり、社会にとってのトリックスターです。
トリックスターの強みは、その展開力。
物事の垣根を越えて、多様な分野に物事を展開していく力は、ビジネスの現場では必要不可欠な能力です。
その中でも、両面を持ち、それを客観視できる人は、さらに強い。
なぜなら、自身のトリックスター性(二面性)を理解したうえで、自分以外の人の物語をも展開できるからです。
このトリックスターの性質の客観視を、極めると他者のプロデュースが可能になります。
人間は二面性を持つ生き物なので、それを見ることが出来るのは、他の人の弱みを見たうえで、その強みを伸ばすこともできるようになるのです。
ある意味で、楽しく生きてる人ほど、二面性を持ちながらも、圧倒的な展開力を持つ『トリックスター』的な生き方をしています(笑)
これを極めると、誰かをプロデュースできる存在にレベルアップします。
現代社会において、今の現実という物語を展開することができる力を有したトリックスター的な存在は少ないです。
ある意味で、実業で結果を出してるほとんどの経営者はこの『トリックスター』だと断言してもいいですね。
その展開力があったからこそ、現実という物語を前進させることが出来たと言ってもいいので。
だからこそ、二面性を見たうえで、自分の人生の物語を展開する力のある
『トリックスター』的に生きていこう。
実は私の人生はトリックスター性の連続でした。疲れましたが、これからも刺激的で愉快な物語を作っていきますぜ(^^)d